目の前に宝箱が落ちていて持ち帰らない海賊はいない

久しぶりに千葉市仁戸名の酒屋「いまでや本店」へ! ここはパラダイス!

 

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飲みたいお酒が多すぎて、30分くらい店内をうろうろしながら冷蔵庫のウインドウショッピング。

 

やはり四合瓶の方が売れるのだろう。一升瓶よりも品揃えが良いし、飲みたいと思うお酒も多い。

 

いや、しかし時はコロナ禍。1番重要視すべきなのは「コスパ」だ。

 

耐えろ、耐えるんだ貴臣。

 

自分にそう言い聞かせながら、9月1日付けのベストオブコスパランキング1位の日本酒を探す。

 

その中で目を引いたのが宮城県の「伯楽星」純米吟醸2,500円(税抜)。

目安としている3,000円を大きく切り、しかも過去に飲んで非常に好印象のお酒。岩手の赤武も捨てがたいが、今日は伯楽星かな・・・。

 

そう思っていたところで店員さんが何やら冷蔵庫に入荷したばかりのお酒を補充し始めた。

 

・・・!!!

 

それは僕が大好きな尾瀬の雪どけではありませんか!しかも季節限定純米大吟醸精米歩合50%で2,455円(税抜)だと!これだ!これしかない!

 

3本しか入荷しなかったうちの1本をゲット。

思わずもう2本も買い物カゴに入れてしまおうかと思ったのだが、それではコスパを重視した意味がない。グッと耐えて1本だけを買い物カゴに入れる。

 

しかし、そのときふと脳裏をよぎった。「PayPayの残高3,800円くらいあったよな・・・。」

 

Ohmineの小瓶(100ml)だ。ここ、いまでや本店には僕の大好きな山口県美祢市のOhmineの小瓶が置いてある。240円(税抜)だから4本は買える。せっかく尾瀬の雪どけをゲットしたことで今日は「得した」わけだから、Ohmineを買えるだけ買おう!

 

ということで、尾瀬の雪どけ一升瓶1本ととOhmine100ml4本を合わせて3,756円(税込)で購入。なんて素晴らしい日だ!!

 

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店内に高らかと鳴り響く「ペイペーイ♪」の声。

 

そのとき店員さんが僕に甘い言葉をささやいた。「ただいま飛露喜が購入できる抽選がありますけどやりますか?」と。

 

あの福島県会津坂下町のレア酒、飛露喜(ひろき)が買えるだと!

いや、もう今日は大満足だし、PayPayの残高が残っていないんだけど・・・。

 

とにかく抽選だけやろう。

 

当たったら考えよう!当たってもいないのに悩んでも仕方ない。

 

ということで抽選のガラガラを回すと、コロンっと緑色の玉。

 

当選です!!!

 

おぉう、なんてブラボーな日なんだ。聞くと30%くらいしか当選しないらしい。

嬉しいけど、でもなんか複雑な気分・・・。コスパが・・・。

 

「2,700円のと1,700円のでいずれか1本を購入できますがどうしますか?」と店員さん。

 

じゃ、じゃあ1,700円で・・・。

 

男には負けると分かっていても戦わねばならないときがある。

泣きながらPayPayにチャージをしなきゃいけないときがある。

 

数分後、2度目の「ペイペーイ♪」が店内に鳴り響いた。

 

誰かが言っていた。

目の前に宝箱が落ちていて持ち帰らない海賊はいない。

そう、目の前に飛露喜が売ってあって持ち帰らない酒飲みはいないのだ。

 

僕は誇り高き日本酒の戦士なのだ。 

 

 

神様・・・どうか妻に怒られませんように、と祈りながら僕はそっとアクセルを踏み込んだ。

 

2020.9.1本日の戦利品 5,626円(税込)。結構いったな・・・。

 2週間持ちますように。

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